住宅の省エネルギー基準とは
住宅の省エネルギー基準とは、「エネルギーの使用の合理化に関する法律」に基づき制定された「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断の基準」及び「同設計及び施工の指針」という告示のことです。
この基準は、1980年に初めて定められ、1992年に改正され、さらに、1999年3月に再度に改正されました。
そして、この199年に改正された、住宅の省エネルギー基準は、「次世代省エネルギー基準」ともいわれています。
最近では、省エネ住宅やエコハウスなどといった地球にやさしく、冷暖房のエネルギーを抑えた住宅を建てることが一種のブームとなっていますが、まさに、その明確な基準のひとつが、住宅の省エネルギー基準ということができます。
住宅の省エネルギー基準は、専門的で難しい基準値などが使用されていますが、簡単に言えば、高断熱・高気密である住宅であり、かつ、室内に汚れた空気をためるのではなく、新鮮な外気を取り入れることができる計画的な換気を行う住宅です。
家を建てることにおいて、この住宅の省エネルギー基準を必ず守らなくてはならないということはありません。
しかし、住宅の省エネルギー基準を守ることにより、住宅ローンを有利に組むことができたり、割増融資を受けることができるので、経済的優遇されます。
住宅の省エネルギー基準を満たす家を建てるには、「建築主の判断の基準」と「設計、施工の指針」を満たさなければなりません。
現在の住宅の省エネルギー基準すなわち、次世代省エネルギー基準では、建築主の判断基準は、いくつかのタイプがあり、いろんな設計を可能とすることができます。
しかし、やはり、家を建てるときに、ハウスメーカーや建築士の方と相談することが一番よいでしょう。
もし、住宅の省エネルギー基準の詳しいことが知りたい場合には、住宅の省エネルギー基準の解説書が、「財団法人 建築・環境省エネルギー機構」から発行されています。
自分で詳しく調査して、家を建てたいという方は、是非この解説書をご一読ください。
また、財団法人 建築・環境省エネルギー機構のHPには、住宅の省エネルギー基準についても詳しく解説しています。
解説書を買うほどでもないという方は、http://www.ibec.or.jp/を参考にするのもよいかもしれません。