住宅用太陽光発電システム
地球温暖化、二酸化炭素削減、京都議定書、温室ガス効果。
これらの言葉を聞いて地球の温暖化のことを指していることは最近では常識となりつつあります。
私たちが生活していく上でエネルギーは欠かせません。
そのエネルギーの中でも電力は大変重要な地位を占めています。
最近でこそ原子力も市民権を得てきたように見えますが、地震の被害で安全性に疑問符がついたために有効とはいえなくなりました。
ところがこうした流れとは逆に安全、安価、排ガスが出ない、といったエネルギー源が注目されています。
それが太陽光発電です。
その中でも住宅用太陽光発電システムが脚光を浴びています。
これは住宅の屋根に太陽電池を敷き詰め、昼間は太陽の光で発電した電力を家庭で使い、家庭で消費される以上の電力は電力会社に売ることができるものです。
夜間は通常通り電力会社から供給される電力を使用します。
この昼間と夜間の切り替えは自動化されているので、利用者は全く意識せずに生活できます。
意識にのぼるのは電力会社に住宅用太陽光発電システムでいくら売れたか、ということくらいでしょう。
では、このシステムの何がいいのかというと、以下の点があげられます。
①エネルギー源がほぼ無尽蔵
②地球温暖化現象の原因であるCO2(二酸化炭素)、SOX(硫黄酸化物)、NOX(窒素酸化物)などの排気ガスを発生させない
③太陽電池を製造、設置するエネルギー以上に得られるエネルギーが大きいので、経済効率性からも優れている
④太陽光発電システムを導入することにより、火力発電所で排出されるCO2の削減と、そこで消費される原油量の節約が可能、などがあります。
では気になる費用や導入に当たっての注意点はどのようになっているのでしょう。
まず平均的なシステムで見ると、太陽電池容量 3kWシステムで設置面積は、約20~30平方メートルで、重さは、設置部材を含めて約300~450kg程度です。
次に要する費用ですが、これは実は屋根のバリエーションが多すぎて単純にこうだというものが出せません。
例えば家を建てるときから住宅用太陽光発電システムを設計して建てる場合と、後から住宅用太陽光発電システムを設置する場合だけをとってもかなり費用は変わってきます。
また平屋根、傾斜屋根でも設備が変わってきます。
次に太陽電池の耐用年数ですが、駆動部がないので振動が起きず、寿命は比較的長く、約20年といわれています。
まだ住宅用太陽光発電システムは大きく普及しているとはいえませんが、一般家庭用の環境にやさしいシステムとして普及が期待されます。
PR